2022-09-24

【10月スタート】2つのダイアローグの取り組み

 10月からダイアローグ(対話)の2つの取り組みをスタートします

仕事以外にこんな活動もやってるよ、というご案内と、10-12月はちょっと忙しくなるかも、という言い訳を兼ねて。以下、長文です。

ライフワークのように取り組んでいるダイアローグ(対話)に関して、来月から2つの取り組みをスタートします。

「対話のきくはなすを学ぶ場」 価値観の違い編 (10-12月開催) 主催:学びの場

「キセキのダイアローグ」 10-12月開催(隔週実施) 主催:RIDGeX/学びの場

◆◆◆


ものごとのとらえ方や価値観など様々に異なる人々が、互いに受け入れあい、理解しようとするダイアローグのスキルは、多様性を大切にする社会において、生きやすくなるための基礎能力だと考えています。


これまで、ダイアローグ(対話)の実践場にもたくさん参加しましたし、自分でも場を開いてきました。

そうした中で感じてきたことは、

1) 場に参加し対話体験を重ねても、それだけでは対話の持つ可能性は形になりにくく、対話の基礎力があった方が望ましいこと

2) そして、「対話」がイベントやワークショップの場だけの限定的なものになってしまい、日常であまり活かされていないこと

でした。

そこで、現在は、実践につながるための場を設けたいと思って、以下の2つを両輪とした取り組みを行っています。


■取り組み1:対話の基礎力を身につける

一昨年、対話の基礎力を身につけていく取り組みとして、3つのテーマでの対話の基礎力のワークショップを開催しました。

この時に感じたことは、それぞれに、これまで習慣的に身に沁みついてきたコミュニケーションのスタイルがありますので、一度の学びの体験だけでは身に着くものではないということです。

自転車の練習と同じように、繰り返し対話の練習ができた方がいいと感じたのですが、そうした機会はほとんどありません。

そこで、昨年から始めたのが「対話のきくはなすを学ぶ場」です。

オンラインで毎月1回、同じテーマで繰り返しワークを行うスタイルで取り組んできました。今年は、対話の基礎力を身につけていくために、3か月ごとに「聴き方」「応答」「質問」などのテーマを設定した取り組みを行ってきました。

そして、来月10月から「価値観の違い」をテーマに新たに3ヶ月の取り組みをスタートします。

「対話のきくはなすを学ぶ場」 価値観の違い編 (10-12月開催) 主催:学びの場


■取り組み2:対話の力を自らの成長に役立てる

対話の力を日常生活の中に生かす取り組みとして、昨年取り組み始めたのが「キセキのダイアローグ」です。

キセキのダイアローグでは、2週間毎にオンラインで集い、その期間にあった自らの歩みについて、語り合います。

1人の話を聞いたら、聴き手は、アドバイスや評価をするのではなく、そこから感じ取ったことなどをコメントしていきます。それを受けて、話し手は、自ら感じたことを言葉にします。その流れで、自由な対話の時間を持つのですが、定期的に歩みを言葉にすることで、自らの内省にもつながり、歩みの定点観測にもなります。


歩みの軌跡(キセキ)を語るダイアローグという意味でネーミングしましたが、聴き手からのコメントをもらい対話を重ねることで、自分では思いもしなかった視野が開けたり、捉え方の転換が起きたりと、ご本人にとって一人では至ることのできなかった奇跡(キセキ)のような体験も起きています。

昨年は、隔週3ヶ月の開催を3ターム実施しましたが、運営の負担が大きく、今年は休止していました。参加者を中心に、再開を求める声をいただいて、来月10月から再度開催することになりました。

「キセキのダイアローグ」 10-12月開催(隔週実施) 主催:RIDGeX/学びの場


対話の基礎力を高めたいと考えておられる方、対話の力を活かして日々の歩みをより充実したものにしたいと思われる方は、よろしければ、ぜひご一緒しましょう!

※詳しくは、それぞれのリンク先をご覧ください


2022-08-25

アンラーニングと学び直し

今朝、何とはなしに「アンラーニングと学び直し」のことばが頭の中を巡った

20年近く前になるが、キャリアデザインの研修プログラムなどをつくっていたU先輩が、「これからのミドル以降のキャリアにおいてはアンラーニングが大切」とよくおっしゃっていた。が、残念ながら、その当時はその意味がよくわからなかった。

ここ数年、また目にする機会が増えてきたように感じている。

あたかも器の中身を入れ替えるように、「学んで身につけてきたコンテンツを捨てて、新たなことを学びとる」ような使い方も散見するが、何か違和感を覚えることが少なくない。

ミドル以降のアンラーニングの本質は、
 ・人生を通じて培ってきた自分なりの物事の捉え方の枠組みがあって、
  無自覚にその枠組み で世の中全般を捉えていることに気づくこと
そして、
 ・その枠組みに捉われすぎることなく、それ以外の捉え方をも取り入れることのできる
  柔軟さを身につけていくこと
ではないかと感じている。

判断をSuspendする能力に近いかんじかなぁ。。多様な価値基準を受容するベースになる能力のようにも感じる。

ロバート・キーガンの成人発達理論の「自己変容・相互発達段階」のようにも思える。

仏教の唯識にも似たような概念があったような気がする。

アンラーニングに関しては、きちんと学んでいないので、現在の専門の世界ではどのように扱われているのか、いつか確認してみよう。。。

2022-08-24

カタカナ語、アルファベット語

「NHKなどでもカタカナ語が増えて、理解できないことがある」というシニアの声を耳にすることもあり、頭の片隅にひっかかっていた。

最近、「STEM教育」という言葉を目にして、「おっ、これはなんだ」となって少し調べてみた。

21世紀型の教育システム、世界各国で導入され始めている、「STEM教育研究センター」を設置した国立大学がある、初等教育・義務教育の段階でも重要視、などの説明が踊る。

一部を抜粋して整理してみると・・・

ーーーー

STEMとは

S:Science(科学)

T:Technology(技術)

E:Engineering(工学)

M:Mathematics(数学)

それぞれの頭文字を取った言葉で、科学・技術・工学・数学のいわゆる理系の教育分野を総称した言葉。

派生した言葉として

・STEAM:STEMに「Arts(芸術)」あるいは「 liberal Arts(リベラルアーツ )」を加えた

・STEAMS:STEAMに「Sports(運動)」を加えた

・STREAM:STEAMに「R(Robotics、ロボット技術)」を加えた

・eSTEM:environmental STEMの略称で、STEMに環境教育を加えた

・GEMS:Girls in Engineering Math and Scienceの略称。女性をSTEM分野に進出させるためのプログラム

ーーーー

経営分析におけるTEST分析、STEEP分析などと同じような言葉の感覚なのかな。

狭い専門領域での共通理解を基に使われていた言葉が一般化してくると、意味の捉え方が変化したり、言外に含まれる背景や本質が抜け落ちたりすることもある。

それでも、分かったように使われ広がっていくと、専門外の多くの人にとっては「?」となることもある。

しかたがないのかもしれないが。。。何かちょっと複雑な感覚

2022-08-21

【忙中閑話】「洋」=水+羊

どうでもいいことだけど・・・

世界地図を眺めながら、ふと思う。

太平洋、大西洋、インド洋、
最も大きい太平洋の西側にあるのが「東洋」で、東にあるのが「西洋」
なんか、おかしくないか?

レ点を入れると「東洋」「西洋」は「洋の東」「洋の西」
洋が大きな海を意味するなら
 東洋=太平洋の東
 西洋=太平洋の西
とも考えられるよね。
つまり、太平洋の西側にある東アジアが「西洋」で、東側にある北米が「東洋」なのでは?

でも、実際の使い方は違っているなぁ。

なんて、どうでもいいことに思いを巡らせていると、
そもそも「洋」ってなんだ?という疑問が湧いてきた。
 「洋」=水+羊 どうして「羊」? ん、羊水?


ということで、1)「洋」の字源 と 2)羊水について調べてみた。


1)「洋」について

 ①うみ。大きなうみ。「遠洋」「海洋」 ②世界を二つに分けたそれぞれの部分。「東洋」「西洋」 ③「西洋」の略。「洋食」「洋風」 ④ひろい。みちみちたさま。「洋洋」「芒洋(ボウヨウ)」(漢字ペディア https://www.kanjipedia.jp/kanji/0006939400)

ヒツジのまるみを帯びた形態的特徴から「ゆったりと大きい」「たっぷりと豊かである」というイメージが捉えられた。 水は「みず」に関係があることを示す限定符号。したがって洋は水がたっぷり満ちて大きく広がる状況を暗示させる。(中略)意味はコアイメージによって展開する。「大きく広がる」「たっぷりと満ちる」というイメージから、広大な海という意味を派生する。ただしこの意味で洋を使うのはかなり時代が遅い。(常用漢字論 http://gaus.livedoor.biz/archives/27121620.html)


2)羊水について「海 羊水」で検索

・「ヒトの胎児が育まれる子宮の羊水の組成は古代海水のそれに似ているという」
 (平松記念病院 院長メッセージ http://hiramatu-mhp.or.jp/clinic_director/2013/06/06/1636/)

・「海水中ミネラル濃度分布はヒトの体液(血清)中ミネラルバランスと正の相関関係がみられます。種の起源は海水からといわれているように、私たち人間の羊水はやはり海の水でしょう。私たちが産まれる前にお母さんのお腹の中で羊水に浮かんで暮らしているわけです。」
(「海のミネラル ~ひとの羊水としての海水~」
タケダライフサイエンスリサーチセンター・疾病予防センター所長◆木村美恵子
https://www.spf.org/opri/newsletter/66_1.html)

やはり、羊水と海はつながっているんだなぁ。。。
ところで、なぜ「羊水」っていうんだろう???


【羊水の語源・由来】

羊水は、羊膜の内側を満たす液であることからの名。

羊膜は英語で「amnion」といい、「amnion」はギリシャ語で「仔羊」を意味する「amnos」に由来する。

羊膜の語源が仔羊であるのは、生まれたばかりの膜に包まれた羊からの連想や、柔らかさが仔羊に似ているからとする説。

生贄の羊の血を入れる容器を「amnios」といい、血が混ざっていて生贄の羊の血を入れた容器のように見えたことから、また、羊膜の形がその容器に似ていたことからなど諸説ある。

(語源由来辞典 https://gogen-yurai.jp/yousui/ )


漢字表記が先にあったわけじゃないんだ。。。「洋」と「羊水」は関係なかった><


こんなことばかりやっているので、仕事が進まないのだけれど、こうした思考の広がりを楽しむあそびもまたよし(^^)


2022-07-20

生まれてくる言葉

「僕らは、自分が考えていることを言ってみないことには、それが何かわからない」

「考えることを見つけるためには、話し続けなければならない」

                                                            ---ハロルド・グーリシャン

「表現が先で、それから意味が生じる」


 『ナラティヴ・セラピー・ワークショップ Book 1 基礎知識と背景概念を知る 』 国重浩一著 より抜粋

―――

ナラティヴに触れて、

言葉に大切に向き合うようになると、

ことばが生まれてくることへの感覚が

研ぎ澄まされていくように感じる



胸の内の感覚が、初めて言葉になるとき、

この言葉でいいのだろうか?

いや、ちょっとニュアンスが違うけど、別の表現は思いつかない

うまく表現できない

 

もどかしさを感じながら、言葉を探す。

 

 それでも、言葉に出すことで、

胸の内の感覚と口に出した言葉の差異を感じ、 

試行錯誤しながらピッタリとくる言葉を探していくことができる。

 

 時には、聴き手の方からのコメントに、

「そうそう!それを言いたかったんだよ」

と、ピッタリくる言葉を見つけてもらうこともある。

 

そんなときは、

もどかしさを感じながらも、言葉にすることにチャレンジしてよかったな!

と感じる瞬間。

 

 言葉に出さなければ、想いや感覚が「カタチ」を持つことはない。


2022-07-18

キャリア研修を実施しました

先週、大手の企業様のキャリア研修を実施させてもらいました。

対象は、今年30歳で受講希望された方16名。

その企業の中でも、将来を嘱望された方々のように感じました。


開始から終了まで8時間のオンラインでの1日研修。

「自らの気付きが生まれる場」を創ることを意識して、プログラムを全面改訂。

対話の時間を大幅に増やした構成にしました。

勤務地も職種も異なる方々との語り合いは、お互いに大いに刺激になったようでした。


プログラム改定、テキストや事前課題の作り込みには、大変苦労しましたが、グループでの対話を通じて、様々な角度からご自身のこれからの歩みについて考えていただく機会になったのではないかと思います。

新たな内容として、経験学習やダブルループ学習などのミニレクチャも交え、また5月末に発表された経産省の「未来人材ビジョン」にも触れてみました。


研修最後のお一人おひとりの声をお聞きすると、「自らの気付きが生まれる場」を創ることを意識して取り組んでよかったなぁと、しみじみと感じました。以下、研修最後のコメントからいくつか抜粋してみます。


・「こうなりたい」と話すことは結構恥ずかしいし、職場ではとてもできない。口に出して真剣にキャリアについて考えて喋ることのできる貴重な機会になった。

・書いたり話したりすることで、何となくぼんやりしていた部分が、すごくクリアになってくる

・いろんな部署の方の話を聞けるというのはなかなか無い機会。今日は自分にとってすごく有意義な時間になった

・自分が歩んできたキャリアはそんなに間違ってなかったなと確認できて、非常に良かった

・やりたい方向、生きていきたい方向が明確になった。自分の軸が確認できた

・意識の高い仲間がいることが分かった。自分一人でできないことは、共に協力し合いながらやればいい。

・自分もそうだが、会社が思っている考え方と自分の価値観が合っている。会社の方向性や自分たちの仕事に関しては、皆誇りを持っている。

・思うこと・悩んでいることは、自分だけじゃなく、みな同じようなことなんだな、と知ることができた


結婚して、子供が生まれた・生まれそう、という方も多くいらっしゃって、家族の時間、プライベートの時間を充実させたいという想いが大きくなっていることが伝わってきました。

また、共働きの今の時代に、ご自身の異動がパートナーのキャリアにも影響することとどう向き合えばいいのか、といった「答えのない悩み」も共有されていたようです。


次は、40歳を対象としたキャリアデザイン研修がはじまります。


2022-04-17

無意識の前提が見えてくる

無意識の前提が見えてくる:


仕事がら、

「社外の人」として

会議や打ち合わせに

参加することがあります。


立場上

途中で口をはさみにくいこともあり、

場を観察していると、

個人や組織の中にある

無意識・無自覚な「前提」が

見えてくることがよくあります。


表面的なやり取りは

噛み合っているように見えても、

前提となっていることが異なっているときは、

その場ではいったん物事が決まっても、

具体的な話になるほどに

食い違いが生まれてきます。


そういうときに、

次に起こるのは

静かな主導権争い。


複数の人が

複数の意見や考えを持っている場合、

どれにするか(どの意見を選ぶか)

という話し合いが

行われることは多いようです。


そこで生まれるのは、

話し合いの勝ち負け。


勝った人は

「決定」を盾に、

実行を迫ります。


負けた人には、

不快な思いが残るためか、

決定事項を実践するパッションは

生まれにくいように見えます。


ホントは、

それぞれの意見の背景や理由を出し合って、

新たな考えが生まれるような

話し合いであって欲しいのですが、

そのためには、

それができるようになるための

下準備が必要になります。


知識やスキルの習得も必要です。


しかし、

永年の無意識の習慣になっているため、

一度の学びでは

行動の変化までには至らないことが

多いようです。


それでも、

意識的に取り組んでいく意志があれば、

変化が生まれてきます。 私の仕事は、この先のご支援です。

「下準備」のお手伝いをしたり、

「意識的に取り組んでいく意志」のある組織と

一緒に取り組んでいったり・・・

そして、

「日常活動の中でも、

 そうあることができれば

 生きやすくなるだろう」

と取り組んでいるのが

対話の活動です。


2022-04-11

「違い」から生まれるもの


日々、リアルやオンラインで

さまざまな方々と関わらせていただいて、

そこから生まれる想いや感情、考えなどの

刺激をいただいている。


コロナ禍で、

人と接することが当たり前ではない環境を

経験させていただいて、

このありがたさが

実感できるようになってきたのかもしれない。


人が一人ひとり違うこと。

これこそが、

「人間は小宇宙」と表現される所以であり、

ひとの価値の根源。


2022-04-01

【経営の悩み】 起業者の悩み

 さまざまな企業に関わらせてもらう中で、現場で出会った生の声の中から、よく起こりそうな事例を取り上げてみます

※特定を避けるために、一部アレンジしているところもあります。

2022-03-31

【経営の悩み】 幹部の諦め

  さまざまな企業に関わらせてもらう中で、現場で出会った生の声の中から、よく起こりそうな事例を取り上げてみます

※特定を避けるために、一部アレンジしているところもあります。

2022-03-30

【経営の悩み】 環境変化への適応

  さまざまな企業に関わらせてもらう中で、現場で出会った生の声の中から、よく起こりそうな事例を取り上げてみます

※特定を避けるために、一部アレンジしているところもあります。

2022-03-29

【経営の悩み】 人材不足

 さまざまな企業に関わらせてもらう中で、現場で出会った生の声の中から、よく起こりそうな事例を取り上げてみます

※特定を避けるために、一部アレンジしているところもあります。

2022-03-28

【経営の悩み】  新規事業

  さまざまな企業に関わらせてもらう中で、現場で出会った生の声の中から、よく起こりそうな事例を取り上げてみます

※特定を避けるために、一部アレンジしているところもあります。

2022-03-19

書画カメラを購入

引用のための書籍の文章が面倒だったのと、
オンラインで画面共有もできるのならと、
書画カメラの購入を検討。

●書画カメラを選ぶ

Webで調べてみると、
スタンドスキャナ、ブックスキャナ、スタンドWebカメラ、書画カメラ、いろんな分類があって、
「書画カメラ」の検索だけではヒットしない商品もあることが分かりました。

既に書画カメラを利用されている方に相談して、
次の4つのポイントを念頭に、候補の絞り込みを行ったのですが、
調べた感覚としては「使ってみないと分からない」印象でした。。。

1)ソフトウェア性能:アップデートで性能向上
①湾曲補正時の問題 画像の歪みなど
     ②日本語OCR機能:画像はきれいでも、漢字認識がわるいと、誤変換が多く生じる

2) 画素数:小さな活字の漢字をOCRで正確に判定するために

3) 利用上の工夫:ページの区切りに黒い紙を入れるなど/ソフトウェアのクセを把握する

4) 価格


●書画カメラを購入

こうした点を踏まえて、日本語認識への期待を込めて、
 サンワダイレクトの書画カメラ 400-CAM073
を試してみることにしました。

●書画カメラを使ってみる

他の製品がどのようなものか体験していないため、
良し悪しを比べることができないことを痛感しました。
購入について相談した方には無理なお願いをしたなぁと、反省です。

1)導入
・日本のメーカーでも製造は中国(made in china)
・CDの反りでインストールできず、メーカーサイトからダウンロード対応。
・ヘルプ(マニュアルPDF)が英語表記:メーカーサイトから日本語版をダウンロードで対応
・A3サイズもカバーできる黒色マットが付属
・撮影用有線リモコンが付属

2)アプリの便利な機能
・指消し、湾曲自動補正、自動連続撮影(ページめくりの自動感知)など
・PDFなら画像、検索可能、テキストの3モード、画像ならbmp、jpeg、png、その他テキスト、Wordと出力モードを複数選べる
・出力ファイル名のプリフィックス機能(ファイル名+日時orナンバー)の設定ができる
・文字出力の場合のOCR言語の選択種類が豊富
 (マイナーな言語もカバー、たぶん使わないけど…)
   ※OCR言語モードに、Japanese+English の選択肢がありました。
   英語と日本語が混在していることはよくあるので、この辺りが日本メーカーとしての配慮なのかもしれません。

3)使用した感想
・マニュアル読んで、機器のクセや使用のコツをつかむまでは、慣れが必要
・自分のペースで本をめくりながら自動スキャンしてくれるのは便利
・文字変換の精度は、読み込んだ画像の質にもよる
 ⇨いかにきれいに読み込ませるかのコツをつかむことが大事なのかもしれない。
・日本語変換の場合、人手入力では起こりえない誤変換があり、目視校正で見落としがち
 情報→惰報、自分→目分、聞く→間く 聴く→聡く 感じる→惑じる など
 ⇨テキスト化する場合は、目視での校正は必須で、手間はかかるが、上手くスキャンできればゼロから入力するよりはるかに便利

ZOOMなどで、書籍や資料などの共有にも使えそうです。
広いスペースが必要なのが、ネックですが。。。
概ね、問題なく使えてます!
 

2022-03-17

対話において「応答」すること

話し手の語りが、モノローグではなくダイアローグ(対話)になるのは、
聴き手が応答してくれるから。

 

では、応答とは何か

 

「応えるということは、説明や解釈を与えることではありません。

そこでどんなことが言われたかに気づいていると示すことです。」

(Seikkula & Trimble)

 

話し手の語りがしっかりと受け止められ、感じたことや思ったことが返される。

そのことが、聴き手への信頼感や安心感を広げていく。

「話しやすい」「もっと語りたい」が膨らむ。

言葉にならなかった胸の内の想いも、何とか言葉にして出してみようと思える。

 

そして、一人では形にならなかった想いが、たどたどしくも言葉になる。

それが、また受け止められ、返される。

さらに、深く広く語りたい想いが膨らむ。

 

こうして、話し手と聴き手の相互作用から、より深い対話が生まれていく。

 
 

応答とは、受け止めて返すこと

 

話の内容が、たとえ自分の常識や感覚、視点からかけ離れていたとしても、

話し手にとっては、体験しているリアルな現実。

話し手にとっての意味や思考、感情を感じ取りながら、その捉え方に想いを馳せる。

 
つらい体験を語ってもらったときは、

問題に直面しながらも持ちこたえてきた事実に対して、 素直なねぎらいや敬意の気持ちを言葉にしていくことも大切。   多少なりとも話し手の体験している世界を捉えることができるようになってくると、

不可解で理解できなかった相手の言動が、

その文脈の中での「当然の反応」と感じられるようになっていく。

 

聴き手として、そうしたプロセスの中で感じたことや思ったことを返していくと、

話し手は「受け止めてもらった」と感じることができ、聴き手への信頼感や安心感が芽生えていくようだ。

 

#ダイアローグ,#対話


ーーーー

4月下旬から始まる学びの場の「対話のきくはなすを学ぶ場」Season4(応答編)では、こうした「応答」をテーマに、対話の練習をしていく予定です。 ※メタノイアも企画協力しています。

【無料体験会のお知らせ】

対話のきくはなすを学ぶ場 Season4 応答編 無料体験会

3月31日 20時~ ZOOM

ご関心をお持ちいただける方は、ぜひご参加ください。

 

お申込みはこちらから⇩

URL: http://ptix.at/3Bsasc

※既に20名近いお申込みをいただいてますので、ご検討中の方はお早めにお願いいたします。


2022-03-12

DXへの取り組みについて考える

 DXという言葉が日常的に使われるようになってきました。

改めて「DXとは何か」どのように取り組んでいけばいいのかを考えるにあたって、西村泰洋氏の「図解まるわかり DXのしくみ」(翔泳社)*が分かりやすかったので、この内容を参考に、DXへの取り組みの入り口として考えておきたいことを、簡単にまとめてみました。


1.DXとは何か?


 DX(Digital Transformation /デジタル・トランスフォーメーション)のトランスフォーメーションには、「変革」や「変容」の意味があり、これがXと略されてDXと表記されています。

 したがって、デジタル化やIT化を進めることを指すわけではなく、「デジタル」×「トランスフォーメーション」で、「デジタル技術を活用して、組織の経営や事業の変革・変容を実現する取り組み」といった意味を持つことになります。単に、業務効率化やコスト削減などの「改善」の取り組みを指すのではなく「変革」を伴うということです。


 しかし、DXという言葉を使うときは、使う人や組織によって抱く印象や意味合いは異なることがあるため、「私たちが使うDXとは、どんなことを指しているのだろうか」と必ず関係者間で確認しながら進めた方が良いでしょう。

 言葉の意味は、使う人や組織の文脈の中で意味を形成していくため、これはDXに限ったことではないのですが。


 DXは、エリック・ストルターマン(ウメオ大学教授,スウェーデン)が、2004年に提唱した概念といわれます。

 日本では、2018年に経済産業省が「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と具体的に提唱しています。


 DX実現のためのデジタル技術を理解するにあたっては、物理的にどのように存在するかの視点から、デバイス、ネットワーク、サーバー/クラウドの3層で整理すると分かりやすいかもしれません。各技術の基本的な位置づけを理解することから始めると、円滑な検討につながることでしょう。(図)


2.国の動き


 2016年「第5期科学技術計画」(内閣府)で発表された「Society5.0」では、我が国がめざすべき未来社会の姿として「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を行動に融合させたシステムにより、経済発展と社会て課題の解決を両立する、人間中心の社会」と提唱されています。


 また、2018年6月には、内閣官房IT総合戦略室によってクラウド・バイ・デフォルト戦略と呼ばれる「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用にかかる基本方針」が発表され、中央官庁が率先してクラウド活用によるデジタル化を実現することを示しました。


 同年12月には、経済産業省より「DX推進ガイドライン」(デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン)が発表されました。この背景には、既存システムのブラックボックス化が解消できないと、DXへの対応力不足で競争力を失うことや、システム維持管理費の高額化、保守運用の担い手不在によるトラブルなど、「2025年の崖」と呼ばれる業務効率や競争力低下への危機感があります。


3.DXへの取り組みの入り口


 5-6年ほど前から始まった一部の大手企業の取り組みは、既存システムにデジタル技術をアドオンする考え方で、2-3年を掛けた大規模で複雑な先進的な取り組みが進められてきました。

 金融機関などにおいて、AIとRPA(Robotic Process Automation)を導入して、内部事務の自動化と顧客接点での変革を目指す取り組みや、製造業においてAIとIoTによる製造現場の改革やクラウド導入による顧客企業との在庫情報などの共有する動きなどが挙げられます。


 近年のトレンドとしては、ユーザーにアプリを使ってもらうSaaS(Software as a Service)などの新しいシステムを使うことで、1年程度の短期間で中小規模の業務実績を挙げてDXを展開していく取り組みが広がっているようです。


 具体的に取り組んでいくためには、次の3つの観点からの取り組みが必要になるようです。

 ①戦略・方法論:データ化・デジタル化⇨デジタル技術の導入⇨新システムなど

 ②組織の最適化:CDO(Chief Digital Officer)選出や組織の縦横連携など、実現に必要な組織体系の整備

 ③ITスキル:実現の可能性や幅・深さを広げるために、デジタル技術への知見を深める


 そしてこれらの前提となるのは、経営理念に沿ったビジョンとの整合性や経営者の強い意志です。未来に向けた組織の大きな方向性を定め実現に向けての取り組みを行っていくわけですから、組織全体での協力的な風土の醸成も大切な要素の一つです。組織の理念やビジョンなどを共有していく取り組みも成功のための重要な取り組みになります。


 こうした取り組みを内部だけで進めていくと、知らず知らずのうちに組織内の暗黙の常識や前提に囚われて、改善レベルの発想にとどまってしまい、変革・変容(トランスフォーメーション)の段階まで至らないことがよく起こります。

 可能であれば、組織や戦略方法論、ITスキルなどの外部の信頼できる専門チームの力を借りて、連携して取り組むことが望ましいように思います。内部だけでは見えてこなかった新たな視座が広がり、より大きな可能性の扉が開くことと思います。


4.DXに求められる技術など


 組織の方針・方向性や体制が整ったら、具体的な取り組みに入って行くわけですが、DXに関連する様々な技術や知識が必要となります。私は、この分野の専門家ではありませんので、概要だけ整理しておきたいと思います。


 ①フロントエンドを支えるデジタル技術:AI、RPA、IoTなど

 ②Web技術:ブラウザ、Webアプリ、UXデザインなど

 ③バックエンドを支えるクラウドサービスとその技術:IaaS、SaaS、VPC、仮想サーバーなど

 ④データベース、データ処理:ブロックチェーン、チャットボットなども含む

 ⑤DXの企画・設計に関するスキル:セグメント分析、内部・外部分析、デザイン思考など

 ⑥システム連携、セキュリティ対策:iPaaS、BPMS、多層防御、多要素認証など

 ⑦DX人材の育成:取り組み実態の把握、具体的な人物像、育成メソッドなど


 このように、DXといっても多岐にわたる知識やスキル、ノウハウが必要となります。体系的な準備を整えて取り組むことが必要になるでしょう。


5.DX実践による副次効果


 DXへの取り組みによる変革で、ビジネス面などの価値が向上することに加えて、社会への価値提供への寄与が生まれたとするレポートがあります。


 2020年6月の富士通のプレスリリースによると、デジタルトランスフォーメーションの世界的な動向・実態把握を目的にした調査の分析結果として、「グローバル・デジタルトランスフォーメーション調査レポート 2020」が公開されました。

 これは、オーストラリア、中国、フランス、ドイツ、日本、シンガポール、スペイン、イギリス、アメリカの9カ国の経営層や意思決定者900名を対象としたもので、特に4回目の調査となる今回は、デジタルトランスフォーメーションの成功要因などの項目に加え、新たに、社会への価値提供の重要性に関するビジネスリーダーの意識について調査分析を実施したそうです。


 この中で、デジタルトランスフォーメーションを実践し結果を出した回答者の89%は、デジタルトランスフォーメーションはビジネスの価値向上だけでなく、社会への価値提供にも寄与したと回答しているのは、大変興味深いところです。

出典:富士通プレスリリース「世界9カ国のビジネスリーダーを対象とした「グローバル・デジタルトランスフォーメーション調査レポート 2020」を公開」(URL: https://pr.fujitsu.com/jp/news/2020/06/29.html)

*参考文献:西村泰洋,2021,DXのしくみ,翔泳社



2022-03-04

老親の急性心不全/生と死について考える

老父の急性心不全と手術を通じて
改めて、生と死について考えさせられ、
向き合う機会を与えられた。

3月1日、高齢の父が、病院での診察中に、
心電図の異常から緊急入院することになった。

3月2日、主治医の先生の説明を聞きに行った。
心拍数が通常の半分、
心臓の鼓動を促す神経信号の伝達に問題があるらしい。
「完全房室ブロック」という状態で、
心臓にペースぺーカーを入れる手術が必要とのこと。


これまで、心臓が悪いということはなかったので、

3回目のワクチン接種との関連も気になったが、

もし今回発見されてなければ、

「何か疲れやすいなぁ」と感じながら突然死の可能性もあったわけだから、

何はともあれ、病院での診察中に見つかったのが不幸中の幸い。


コロナの影響で入院も手術も簡単にはできない状況の中、

直ぐに緊急入院させてもらって、

手術の日程も決めてもらうことができたのだから、幸運だったと思う。


3月3日、

狭心症や心臓ペースメーカーの手術についてWebで調べながら、

今後の対応を検討しつつ、

手術に先立ち、病院に医師の意見書を書いてもらい、

市役所の窓口で障がい者手帳と更生医療費の申請を行った。


3月4日、手術予定日の当日、

院内でコロナ感染のクラスターが発生したため、

手術が数日延期になったとの連絡が入った。

このご時世だから、やむを得ないけれど、

こういうことが原因で亡くなる方もいらっしゃるかもしれないと思うと、

少し暗い気持ちになった。



心臓の機能障害が起こっても、今の医療では命を救うことができる。

こうしたことができない時代だったら、

意識もはっきりしていてその他の異常はなかったとしても、

命はなかっただろうなぁと思う。

死とは、どんなに意識が明瞭でも、肉体の機能停止によって訪れるもの。


同時に、老父の命は生かされた命であることを感じる。

本人がどう思っているのかは、分からないけれど。。。


ーーーー

追記(3/20): その後、無事に手術ができて、 しばらく入院生活を経て退院 入院前には考えられないくらい元気になりました。

2022-03-03

嬉しかったこと:危険物取扱者試験 乙4種に合格!

危険物取扱者試験 乙4種

ガソリンや灯油、軽油など可燃性液体を取り扱う資格で、 現在の仕事とは全く関係のないものだが、 諸般の事情で取得しておく必要が生じそうだったので、 受験することにした。


この試験の厄介なところは、

総合点が合格ラインに達していても、

3つの科目の1つでも6割を切ると不合格になること。

つまり、不得意科目があるとアウトになること。


科目と試験問題数は次の通り

・危険物に関する法令 15問

・基礎的な物理学及び基礎的な化学 10問

・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 10問


各科目の問題数が少ないので、

その科目の苦手領域からの出題が重なると極めて厳しいことになる。


受験前は重く感じる仕事が重なっていたため、

関連本を2冊買ったけど、時間的にもとても全部はこなせない。

Youtubeの無料動画を見て、本の問題を解く。

直前の1週間~10日程度、

仕事の合間に試験対策に取り組むことしかできなかった。


「法令」は、細かい分類や数値などは覚えるしかなかったが、

立法趣旨から判断することを念頭に、

整理して理解できたことは大きかった。

この辺りは、事前対策に社会経験が活きたと思う。


「物理化学」は、高校時代の知識が助けてくれた。

イオン化傾向や炎色反応などは覚え直したが、

元素記号表や質量計算、ボイルシャルルの法則やmolを使った計算問題などが

確認程度で済んだのは大きかった。


「危険物の性質」は、

特殊引火物、3つの石油類、アルコール類、動植物油の概要と

主要な個別物質だけを押えて記憶

「消火」は、表を作って全体像を把握して、

個別の特徴を確認していくことでクリア。


前日に本の模擬試験を3回受けて、なんとか合格レベルにはなったので、

何とかなるかもしれない、

と少しは手応えを感じることができるようになった。


ーーーー

2月中旬に地元の大学構内で受験。

当日の試験では、総合的な点数は合格ラインを越えた手応えはあったが、

「危険物の性質」で理解していない問題が5問以上出題されていたため、

試験直後は、これは無理だ!と諦めと無力感が広がった。

正直なところ、主要な物質ではない物質の性質についての問題が続いて、

この問題構成はフェアじゃない(試験の趣旨に沿っていない)と感じた面もあったが、

しっかり対策できていなかったことは事実なので、

やむを得ない、自業自得という感覚だった。


択一式なので、分からない問題でも、絶対にありえない選択肢を外していって

残った中から選ぶことを徹底することなど、

「昔取った杵柄」で試験対策に関する感性が残っていた面は

少しは助けになったのかもしれない。。。



3月初旬にWeb上での発表。

なんと、合格だった! 偶然とまぐれだったと感じてはいるが、 それでも最低限の時間と労力、出費で取り組んだ中で、

合格を確認できた時は、正直、嬉しかった。


自分自身に対する小さな自信になった気がすると同時に、

これが成功体験となって「少しやればできる」と

変に慢心しないように留意することも大切だと感じている。


座学の勉強だけでなく、社会人としての様々な経験が

解答の判断に与える影響も感じた。

体験を通した学びは、自らの判断基準に大きく影響している。


ーーーーー 追記: 3/7 郵便で結果通知書が届いた。

「合格」と記されているのを見て、安心感が湧いてきた。


正答率は、法令11/15 物理・化学10/10 性質・消火9/10

法令が危なかったのか! 性質は意外と取れている!


いかに自分の感覚がアテにならないかを見せつけられた気がする。

やはり「まぐれ合格」だったと、改めて実感。 


【10月スタート】2つのダイアローグの取り組み

 10月からダイアローグ(対話)の2つの取り組みをスタートします 仕事以外にこんな活動もやってるよ、というご案内と、10-12月はちょっと忙しくなるかも、という言い訳を兼ねて。以下、長文です。 ライフワークのように取り組んでいるダイアローグ(対話)に関して、来月から2つの取り組み...