2022-03-04

老親の急性心不全/生と死について考える

老父の急性心不全と手術を通じて
改めて、生と死について考えさせられ、
向き合う機会を与えられた。

3月1日、高齢の父が、病院での診察中に、
心電図の異常から緊急入院することになった。

3月2日、主治医の先生の説明を聞きに行った。
心拍数が通常の半分、
心臓の鼓動を促す神経信号の伝達に問題があるらしい。
「完全房室ブロック」という状態で、
心臓にペースぺーカーを入れる手術が必要とのこと。


これまで、心臓が悪いということはなかったので、

3回目のワクチン接種との関連も気になったが、

もし今回発見されてなければ、

「何か疲れやすいなぁ」と感じながら突然死の可能性もあったわけだから、

何はともあれ、病院での診察中に見つかったのが不幸中の幸い。


コロナの影響で入院も手術も簡単にはできない状況の中、

直ぐに緊急入院させてもらって、

手術の日程も決めてもらうことができたのだから、幸運だったと思う。


3月3日、

狭心症や心臓ペースメーカーの手術についてWebで調べながら、

今後の対応を検討しつつ、

手術に先立ち、病院に医師の意見書を書いてもらい、

市役所の窓口で障がい者手帳と更生医療費の申請を行った。


3月4日、手術予定日の当日、

院内でコロナ感染のクラスターが発生したため、

手術が数日延期になったとの連絡が入った。

このご時世だから、やむを得ないけれど、

こういうことが原因で亡くなる方もいらっしゃるかもしれないと思うと、

少し暗い気持ちになった。



心臓の機能障害が起こっても、今の医療では命を救うことができる。

こうしたことができない時代だったら、

意識もはっきりしていてその他の異常はなかったとしても、

命はなかっただろうなぁと思う。

死とは、どんなに意識が明瞭でも、肉体の機能停止によって訪れるもの。


同時に、老父の命は生かされた命であることを感じる。

本人がどう思っているのかは、分からないけれど。。。


ーーーー

追記(3/20): その後、無事に手術ができて、 しばらく入院生活を経て退院 入院前には考えられないくらい元気になりました。

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