2022-04-17

無意識の前提が見えてくる

無意識の前提が見えてくる:


仕事がら、

「社外の人」として

会議や打ち合わせに

参加することがあります。


立場上

途中で口をはさみにくいこともあり、

場を観察していると、

個人や組織の中にある

無意識・無自覚な「前提」が

見えてくることがよくあります。


表面的なやり取りは

噛み合っているように見えても、

前提となっていることが異なっているときは、

その場ではいったん物事が決まっても、

具体的な話になるほどに

食い違いが生まれてきます。


そういうときに、

次に起こるのは

静かな主導権争い。


複数の人が

複数の意見や考えを持っている場合、

どれにするか(どの意見を選ぶか)

という話し合いが

行われることは多いようです。


そこで生まれるのは、

話し合いの勝ち負け。


勝った人は

「決定」を盾に、

実行を迫ります。


負けた人には、

不快な思いが残るためか、

決定事項を実践するパッションは

生まれにくいように見えます。


ホントは、

それぞれの意見の背景や理由を出し合って、

新たな考えが生まれるような

話し合いであって欲しいのですが、

そのためには、

それができるようになるための

下準備が必要になります。


知識やスキルの習得も必要です。


しかし、

永年の無意識の習慣になっているため、

一度の学びでは

行動の変化までには至らないことが

多いようです。


それでも、

意識的に取り組んでいく意志があれば、

変化が生まれてきます。 私の仕事は、この先のご支援です。

「下準備」のお手伝いをしたり、

「意識的に取り組んでいく意志」のある組織と

一緒に取り組んでいったり・・・

そして、

「日常活動の中でも、

 そうあることができれば

 生きやすくなるだろう」

と取り組んでいるのが

対話の活動です。


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