2022-03-03

嬉しかったこと:危険物取扱者試験 乙4種に合格!

危険物取扱者試験 乙4種

ガソリンや灯油、軽油など可燃性液体を取り扱う資格で、

現在の仕事とは全く関係のないものだが、

諸般の事情で取得しておく必要が生じそうだったので、

受験することにした。


2月中旬に地元の大学構内で受験。

試験直後は、無理だ!とほとんど諦めと無力感が広がった。

それでも、何が良くて何が悪かったのかを確認する意味でも、 受験の取り組みをふりかえっておきたい。


この試験の厄介なところは、

総合点が合格ラインに達していても、

3つの科目の1つでも6割を切ると不合格になること。

つまり、不得意科目があるとアウトになること。


科目と試験問題数は次の通り

・危険物に関する法令 15問

・基礎的な物理学及び基礎的な化学 10問

・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 10問


各科目の問題数が少ないので、

その科目の苦手領域からの出題が重なると極めて厳しいことになる。


受験前は重く感じる仕事が重なっていたため、

Youtubeの無料動画と対策用書籍2冊を使って

直前の1週間~10日程度、

仕事の合間にしか試験対策に取り組むことができなかった。


「法令」は、細かい分類や数値などは覚えるしかなかったが、

立法趣旨から判断することを念頭に、

整理して理解できたことは大きかった。

この辺りは、事前対策に社会経験が活きたと思う。


「物理化学」は、高校時代の知識が助けてくれた。

イオン化傾向や炎色反応などは覚え直したが、

元素記号表や質量計算、ボイルシャルルの法則やmolを使った計算問題などが

確認程度で済んだのは大きかった。


「危険物の性質」は、

特殊引火物、3つの石油類、アルコール類、動植物油の概要と

主要な個別物質だけを押えて記憶

「消火」は、表を作って全体像を把握して、

個別の特徴を確認していくことでクリア。


関連本を2冊買ったけど、時間的にもとても全部はこなせない。

Youtubeの動画を見て、本の問題を解く。

前日に本の模擬試験を3回受けて、なんとか合格レベルにはなった。


当日の試験では、総合的な点数は合格ラインを越えた手応えはあったが、

「危険物の性質」で理解していない問題が5問以上出題されていたため、

試験直後は、これは無理だ!と諦めと無力感が広がった。

正直なところ、主要な物質ではない物質の性質についての問題が続いて、

この問題構成はフェアじゃない(試験の趣旨に沿っていない)と感じた面もあったが、

しっかり対策できていなかったことは事実なので、

やむを得ない、という感覚だった。


択一式なので、分からない問題でも、絶対にありえない選択肢を外していって

残った中から選ぶことを徹底することなど、

「昔取った杵柄」で試験対策に関する感性が残っていた面は

少しは助けになったのかもしれない。。。



3月初旬にWeb上での発表。

なんと、合格だった! 偶然とまぐれだったと感じてはいるが、 それでも最低限の時間と労力、出費で取り組んだ中で、

合格を確認できた時は、正直、嬉しかった。


自分自身に対する小さな自信になった気がすると同時に、

これが成功体験となって「少しやればできる」と

変に慢心しないように留意することも大切だと感じている。


座学の勉強だけでなく、社会人としての様々な経験が

解答の判断に与える影響も感じた。

体験を通した学びは、自らの判断基準に大きく影響している。

追記: 3/7 郵便で結果通知書が届いた。

「合格」と記されているのを見て、安心感が湧いてきた。

正答率は、法令11/15 物理・化学10/10 性質・消化9/10

いかに自分の感覚がアテにならないかを見せつけられた気がする。

やはり「まぐれ合格」だったと、改めて実感。 


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