先週、大手の企業様のキャリア研修を実施させてもらいました。
対象は、今年30歳で受講希望された方16名。
その企業の中でも、将来を嘱望された方々のように感じました。
開始から終了まで8時間のオンラインでの1日研修。
「自らの気付きが生まれる場」を創ることを意識して、プログラムを全面改訂。
対話の時間を大幅に増やした構成にしました。
勤務地も職種も異なる方々との語り合いは、お互いに大いに刺激になったようでした。
プログラム改定、テキストや事前課題の作り込みには、大変苦労しましたが、グループでの対話を通じて、様々な角度からご自身のこれからの歩みについて考えていただく機会になったのではないかと思います。
新たな内容として、経験学習やダブルループ学習などのミニレクチャも交え、また5月末に発表された経産省の「未来人材ビジョン」にも触れてみました。
研修最後のお一人おひとりの声をお聞きすると、「自らの気付きが生まれる場」を創ることを意識して取り組んでよかったなぁと、しみじみと感じました。以下、研修最後のコメントからいくつか抜粋してみます。
・「こうなりたい」と話すことは結構恥ずかしいし、職場ではとてもできない。口に出して真剣にキャリアについて考えて喋ることのできる貴重な機会になった。
・書いたり話したりすることで、何となくぼんやりしていた部分が、すごくクリアになってくる
・いろんな部署の方の話を聞けるというのはなかなか無い機会。今日は自分にとってすごく有意義な時間になった
・自分が歩んできたキャリアはそんなに間違ってなかったなと確認できて、非常に良かった
・やりたい方向、生きていきたい方向が明確になった。自分の軸が確認できた
・意識の高い仲間がいることが分かった。自分一人でできないことは、共に協力し合いながらやればいい。
・自分もそうだが、会社が思っている考え方と自分の価値観が合っている。会社の方向性や自分たちの仕事に関しては、皆誇りを持っている。
・思うこと・悩んでいることは、自分だけじゃなく、みな同じようなことなんだな、と知ることができた
結婚して、子供が生まれた・生まれそう、という方も多くいらっしゃって、家族の時間、プライベートの時間を充実させたいという想いが大きくなっていることが伝わってきました。
また、共働きの今の時代に、ご自身の異動がパートナーのキャリアにも影響することとどう向き合えばいいのか、といった「答えのない悩み」も共有されていたようです。
次は、40歳を対象としたキャリアデザイン研修がはじまります。
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