2022-08-21

【忙中閑話】「洋」=水+羊

どうでもいいことだけど・・・

世界地図を眺めながら、ふと思う。

太平洋、大西洋、インド洋、
最も大きい太平洋の西側にあるのが「東洋」で、東にあるのが「西洋」
なんか、おかしくないか?

レ点を入れると「東洋」「西洋」は「洋の東」「洋の西」
洋が大きな海を意味するなら
 東洋=太平洋の東
 西洋=太平洋の西
とも考えられるよね。
つまり、太平洋の西側にある東アジアが「西洋」で、東側にある北米が「東洋」なのでは?

でも、実際の使い方は違っているなぁ。

なんて、どうでもいいことに思いを巡らせていると、
そもそも「洋」ってなんだ?という疑問が湧いてきた。
 「洋」=水+羊 どうして「羊」? ん、羊水?


ということで、1)「洋」の字源 と 2)羊水について調べてみた。


1)「洋」について

 ①うみ。大きなうみ。「遠洋」「海洋」 ②世界を二つに分けたそれぞれの部分。「東洋」「西洋」 ③「西洋」の略。「洋食」「洋風」 ④ひろい。みちみちたさま。「洋洋」「芒洋(ボウヨウ)」(漢字ペディア https://www.kanjipedia.jp/kanji/0006939400)

ヒツジのまるみを帯びた形態的特徴から「ゆったりと大きい」「たっぷりと豊かである」というイメージが捉えられた。 水は「みず」に関係があることを示す限定符号。したがって洋は水がたっぷり満ちて大きく広がる状況を暗示させる。(中略)意味はコアイメージによって展開する。「大きく広がる」「たっぷりと満ちる」というイメージから、広大な海という意味を派生する。ただしこの意味で洋を使うのはかなり時代が遅い。(常用漢字論 http://gaus.livedoor.biz/archives/27121620.html)


2)羊水について「海 羊水」で検索

・「ヒトの胎児が育まれる子宮の羊水の組成は古代海水のそれに似ているという」
 (平松記念病院 院長メッセージ http://hiramatu-mhp.or.jp/clinic_director/2013/06/06/1636/)

・「海水中ミネラル濃度分布はヒトの体液(血清)中ミネラルバランスと正の相関関係がみられます。種の起源は海水からといわれているように、私たち人間の羊水はやはり海の水でしょう。私たちが産まれる前にお母さんのお腹の中で羊水に浮かんで暮らしているわけです。」
(「海のミネラル ~ひとの羊水としての海水~」
タケダライフサイエンスリサーチセンター・疾病予防センター所長◆木村美恵子
https://www.spf.org/opri/newsletter/66_1.html)

やはり、羊水と海はつながっているんだなぁ。。。
ところで、なぜ「羊水」っていうんだろう???


【羊水の語源・由来】

羊水は、羊膜の内側を満たす液であることからの名。

羊膜は英語で「amnion」といい、「amnion」はギリシャ語で「仔羊」を意味する「amnos」に由来する。

羊膜の語源が仔羊であるのは、生まれたばかりの膜に包まれた羊からの連想や、柔らかさが仔羊に似ているからとする説。

生贄の羊の血を入れる容器を「amnios」といい、血が混ざっていて生贄の羊の血を入れた容器のように見えたことから、また、羊膜の形がその容器に似ていたことからなど諸説ある。

(語源由来辞典 https://gogen-yurai.jp/yousui/ )


漢字表記が先にあったわけじゃないんだ。。。「洋」と「羊水」は関係なかった><


こんなことばかりやっているので、仕事が進まないのだけれど、こうした思考の広がりを楽しむあそびもまたよし(^^)


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