「僕らは、自分が考えていることを言ってみないことには、それが何かわからない」
「考えることを見つけるためには、話し続けなければならない」
---ハロルド・グーリシャン
「表現が先で、それから意味が生じる」
『ナラティヴ・セラピー・ワークショップ Book 1 基礎知識と背景概念を知る 』 国重浩一著 より抜粋
―――
ナラティヴに触れて、
言葉に大切に向き合うようになると、
ことばが生まれてくることへの感覚が
研ぎ澄まされていくように感じる
胸の内の感覚が、初めて言葉になるとき、
この言葉でいいのだろうか?
いや、ちょっとニュアンスが違うけど、別の表現は思いつかない
うまく表現できない
もどかしさを感じながら、言葉を探す。
それでも、言葉に出すことで、
胸の内の感覚と口に出した言葉の差異を感じ、
試行錯誤しながらピッタリとくる言葉を探していくことができる。
時には、聴き手の方からのコメントに、
「そうそう!それを言いたかったんだよ」
と、ピッタリくる言葉を見つけてもらうこともある。
そんなときは、
もどかしさを感じながらも、言葉にすることにチャレンジしてよかったな!
と感じる瞬間。
言葉に出さなければ、想いや感覚が「カタチ」を持つことはない。
0 件のコメント:
コメントを投稿