話し手の語りが、モノローグではなくダイアローグ(対話)になるのは、
聴き手が応答してくれるから。
では、応答とは何か
「応えるということは、説明や解釈を与えることではありません。
そこでどんなことが言われたかに気づいていると示すことです。」
(Seikkula & Trimble)
話し手の語りがしっかりと受け止められ、感じたことや思ったことが返される。
そのことが、聴き手への信頼感や安心感を広げていく。
「話しやすい」「もっと語りたい」が膨らむ。
言葉にならなかった胸の内の想いも、何とか言葉にして出してみようと思える。
そして、一人では形にならなかった想いが、たどたどしくも言葉になる。
それが、また受け止められ、返される。
さらに、深く広く語りたい想いが膨らむ。
こうして、話し手と聴き手の相互作用から、より深い対話が生まれていく。
応答とは、受け止めて返すこと
話の内容が、たとえ自分の常識や感覚、視点からかけ離れていたとしても、
話し手にとっては、体験しているリアルな現実。
話し手にとっての意味や思考、感情を感じ取りながら、その捉え方に想いを馳せる。
問題に直面しながらも持ちこたえてきた事実に対して、 素直なねぎらいや敬意の気持ちを言葉にしていくことも大切。 多少なりとも話し手の体験している世界を捉えることができるようになってくると、
不可解で理解できなかった相手の言動が、
その文脈の中での「当然の反応」と感じられるようになっていく。
聴き手として、そうしたプロセスの中で感じたことや思ったことを返していくと、
話し手は「受け止めてもらった」と感じることができ、聴き手への信頼感や安心感が芽生えていくようだ。
#ダイアローグ,#対話
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