10月からダイアローグ(対話)の2つの取り組みをスタートします
仕事以外にこんな活動もやってるよ、というご案内と、10-12月はちょっと忙しくなるかも、という言い訳を兼ねて。以下、長文です。
ライフワークのように取り組んでいるダイアローグ(対話)に関して、来月から2つの取り組みをスタートします。
「対話のきくはなすを学ぶ場」 価値観の違い編 (10-12月開催) 主催:学びの場
「キセキのダイアローグ」 10-12月開催(隔週実施) 主催:RIDGeX/学びの場
◆◆◆
ものごとのとらえ方や価値観など様々に異なる人々が、互いに受け入れあい、理解しようとするダイアローグのスキルは、多様性を大切にする社会において、生きやすくなるための基礎能力だと考えています。
これまで、ダイアローグ(対話)の実践場にもたくさん参加しましたし、自分でも場を開いてきました。
そうした中で感じてきたことは、
1) 場に参加し対話体験を重ねても、それだけでは対話の持つ可能性は形になりにくく、対話の基礎力があった方が望ましいこと
2) そして、「対話」がイベントやワークショップの場だけの限定的なものになってしまい、日常であまり活かされていないこと
でした。
そこで、現在は、実践につながるための場を設けたいと思って、以下の2つを両輪とした取り組みを行っています。
■取り組み1:対話の基礎力を身につける
一昨年、対話の基礎力を身につけていく取り組みとして、3つのテーマでの対話の基礎力のワークショップを開催しました。
この時に感じたことは、それぞれに、これまで習慣的に身に沁みついてきたコミュニケーションのスタイルがありますので、一度の学びの体験だけでは身に着くものではないということです。
自転車の練習と同じように、繰り返し対話の練習ができた方がいいと感じたのですが、そうした機会はほとんどありません。
そこで、昨年から始めたのが「対話のきくはなすを学ぶ場」です。
オンラインで毎月1回、同じテーマで繰り返しワークを行うスタイルで取り組んできました。今年は、対話の基礎力を身につけていくために、3か月ごとに「聴き方」「応答」「質問」などのテーマを設定した取り組みを行ってきました。
そして、来月10月から「価値観の違い」をテーマに新たに3ヶ月の取り組みをスタートします。
「対話のきくはなすを学ぶ場」 価値観の違い編 (10-12月開催) 主催:学びの場
■取り組み2:対話の力を自らの成長に役立てる
対話の力を日常生活の中に生かす取り組みとして、昨年取り組み始めたのが「キセキのダイアローグ」です。
キセキのダイアローグでは、2週間毎にオンラインで集い、その期間にあった自らの歩みについて、語り合います。
1人の話を聞いたら、聴き手は、アドバイスや評価をするのではなく、そこから感じ取ったことなどをコメントしていきます。それを受けて、話し手は、自ら感じたことを言葉にします。その流れで、自由な対話の時間を持つのですが、定期的に歩みを言葉にすることで、自らの内省にもつながり、歩みの定点観測にもなります。
歩みの軌跡(キセキ)を語るダイアローグという意味でネーミングしましたが、聴き手からのコメントをもらい対話を重ねることで、自分では思いもしなかった視野が開けたり、捉え方の転換が起きたりと、ご本人にとって一人では至ることのできなかった奇跡(キセキ)のような体験も起きています。
昨年は、隔週3ヶ月の開催を3ターム実施しましたが、運営の負担が大きく、今年は休止していました。参加者を中心に、再開を求める声をいただいて、来月10月から再度開催することになりました。
「キセキのダイアローグ」 10-12月開催(隔週実施) 主催:RIDGeX/学びの場
対話の基礎力を高めたいと考えておられる方、対話の力を活かして日々の歩みをより充実したものにしたいと思われる方は、よろしければ、ぜひご一緒しましょう!
※詳しくは、それぞれのリンク先をご覧ください