もうずいぶん前になるが、
「人材開発」「組織開発」・・・開発ってなんだ!?
と考え込んだ時期があった
自然開発、都市開発、技術開発、システム開発、
商品開発、店舗開発、経済開発、宇宙開発、
開発政策・・・・古くは、新田開発など
「開発」という言葉には、意図的な人工的な匂いを感じてきた
そして「人材開発」「組織開発」
人や組織を「開発する」という表現には
なにか人や組織をモノとして扱うような違和感を覚える
対象物を、こちらの思惑通りに支配・コントロールする意図を感じるからかもしれない
「開発」=開き発する
どういう意味なんだろう?どんな経緯で生まれた言葉なんだろう?
調べてみると、仏教用語の「開發(かいほつ)」 の由来するらしい
すべての人の中には「仏性(ぶっしょう)」という仏の性質があり、
その内に秘めたものを開き起こし、表れるようにすること
といった意味のようだ。
その人が本来持っている可能性を引き出して、それを活かせるようにすること
であれば、「人材開発」「組織開発」にピッタリだ!
とてもスッキリした気持ちになった。
でも、一つ霧が晴れると次の靄があらわれる
それでは、英語の ”Human Development” ”Organization Development” の ”Development” はどこから来たのだろう?どんな意味なんだろう?
development は develop の名詞形だから develop を調べる
包み(velop)を解いて(de)姿をあらわすが原義らしい
対義語は en-velope(包む、おおう、おおいい隠す)
包みを解いて中身があらわれるので、そこから「あらわれる」「明らかになる」
更には、現像、発達、発展、発育といった意味が出てきたようだ
こうしてみると”development”も「開發(かいほつ)」と同じことをあらわしてるようだ
「人材開発」「組織開発」とは
人や組織が本来持っている潜在的な可能性(ポテンシャル)が、明かに表れる(顕現する)こと
とてもスッキリした!!
そのためのサポートをしたい、という思いから、今の仕事に取り組んでいる
そうだった!
良いふりかえりになった(^^)
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