今夜は、組織開発の倫理「OD Ethics」についての仲間内の勉強会。
4月に参加した「組織に働きかけるナラティヴ・アプローチ」で、「対話型組織開発」は理念や価値観への言及が薄いことや技術として使われてしまうリスクについてのご指摘をいただいてましたので、気になっていたテーマでした。
土屋耕治先生の論文「組織開発(OD)の倫理:日本における現状の理解と今後の展開へ向けて」をベースに、場をオーガナイズしくださったヒロ( 石上 博之 )さんがレジュメにまとめて準備してくださった上に、土屋先生ご自身もご参加くださるという至れり尽くせりのありがたい場でした(^^)
倫理とは何か、ODの倫理、専門家として、倫理的なジレンマ、配慮を要する点、実践に向けた課題といった流れで進み、実務に携わるからこその生々しい事例なども出てきて、考えさせられることが多くありました。
・組織開発(OD)と組織変革(OC)において、経済合理性と倫理観の優先度合いのこと
・価値観と倫理の関係
・組織で起こる「人を辞めさせる」場合の倫理について
・人としての倫理と職業倫理の違い
などいろんな話が出ましたが、ハッとさせられること、なるほど!と感じることが随所にありました。
こうして語り合い、実践事例を踏まえながら考えていくこと自体が貴重な学びの場だと感じると共に、組織に良いかかわりができるようになるためには、しっかりと向き合うテーマだと改めて感じた時間でした。
#組織開発の倫理
#対話型組織開発
#土屋耕治
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