2021-01-26

認知から考えるシンクロニシティの正体

見たものが見えているわけではなく、

聴いたことが聞こえているわけでもない


これは、日常の生活の中でもよく起きていること

同じことを体験しても、

人それぞれに受け止め方(捉え方)が違えば

起こったことから五感を通して入ってくる情報も

違うことになる


五感は、自分の中にあるものに反応して、

外部からの情報として取り入れるのだから、

当然、自分自身に関連するものを拾う


しかも、拾った情報(データ)の中でも、

具体的で鮮明な表層的なモノに反応を繰り返す傾向があるため、

微弱にキャッチしているものを見逃していることが多い


微弱にキャッチしているのは、

「抽象的で不明瞭な感覚」に反応しているもの


「抽象的で不明瞭な感覚」とは、

自分自身の生き方とか、大切にしたいこととか、

あまり自覚的に捉えていないことに関する感覚


まだ自覚できていないが、芽を出そうとしている

自らのうちに秘めたモノであることが多い


ここに意識を向けて自覚(意識化)しはじめると、

五感は、

さらにそれに関連する情報(データ)をキャッチしやすくなる

そのため、

シンクロニシティが起き始めると

次から次に起こるようになる


何か目に見えない外部の力で

共時性(シンクロニシティ)の出来事が起きるのではなく、

五感を通して入ってくる日々の出来事の膨大な情報の中から、

自覚(意識化)されたことに関連する情報を

無自覚に選択して拾っている

というのが真相ではないだろうか


そして、その結果、

「微弱にキャッチした抽象的で不明瞭な感覚」は

より具体的な意識となり、形を持つようになって

生きざまに影響するようになる

「シンクロニシティを大切にすることによって、

人生が変わる」ということが起こる


その微弱なキャッチに至る

初動の感覚を発動させているものを、

「何か目に見えない外部の力」と

呼ぶ(捉える)こともできるかもしれないが・・・


シンクロニシティの現象は、

キャッチできていないだけで、常に起きている


キャッチできる感性を高めるためには、

まず自分自身が何を感じているのかを

感じ取ることに意識を向けるところから


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