よく、組織が変わるためには、(経営者や帰属する人の)意識が変わらないといけないと言われるが、
意識が変わって、行動が変わって、組織が変わったことって、どのくらいあるだろうか?
むしろ、変わらざるを得ない状況に追い込まれて、
やむなく対応していくことの方が多いのかもしれない。
困ったこと(=それまでの価値判断において)が起きて、
何とかしなければならなくなって、
*折り合いをつけるところを模索して
それに合わせて行動を変えていく
その結果、関係や物事の意味合いが変化して
組織(の中のパワーバランス)が変わっていく
現実には、こんな対応の流れが多いような気がする
*折り合いをつける=しかたがないと受け入れるための落としどころ
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これを今回の一連のコロナ対応で考えると・・・
感染拡大防止のために接触を減らさざるを得ない
時差出勤、外出自粛、リモートワークに切り替えざるを得ない
オンラインでの打ち合わせ、会議などにせざるを得ない
状況を把握してない上司があぶり出されてくる
具体的な指示をすることができない上司が明らかになってくる
人間関係がぎくしゃくしていたチームは
オンラインになると、更に連携が悪くなる
チームがまとまっていたところは
オンラインになっても協力関係が保てる
結果が出ればいいだろう、という営業スタイルでは難しくなった
コツコツと手順を踏んで、裏方業務も含めて手堅く仕事をする人が重宝される
人物評価が変わる
リモートワークで動き出すと、オフィスを解約する会社も出はじめた
地価・賃料の高い都心の一等地にオフィスを構えることへの疑問が生まれた
そして、更にこの先は
リモートワークとリアルの折衷スタイルがスタンダードになるかもしれない
時間で働く制度から、業務タスクの達成への報酬に変化していくかもしれない
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意識が変わって組織が変わったというより、
リモートワークで動き出すと、オフィスを解約する会社も出はじめた
地価・賃料の高い都心の一等地にオフィスを構えることへの疑問が生まれた
そして、更にこの先は
リモートワークとリアルの折衷スタイルがスタンダードになるかもしれない
時間で働く制度から、業務タスクの達成への報酬に変化していくかもしれない
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意識が変わって組織が変わったというより、
外的な要因に対応するために、変わらざるを得なかった、という印象が強い
変わるためには、通常業務に加えて、変革のための取り組み業務が発生する
変わらなくても回るのならば、リスクを冒して変わることへの取り組みはしない
効率化が求められ、限られた人員・限られた時間の中で業務に携わっている現場では、
変化のために労力を割く余裕はない
効率化とは、現状最適の状態をつくること
効率化が、変化を妨げ、硬直化を生み出していないだろうか
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