2021-06-11

The Fearless Organization ー恐れのない組織ー

どうしても読みたくて入手したのはいいが、なかなか手が付かずに1週間が過ぎた。


時間的に精読は難しいので、Books&Dialogでの手法を使って、全体を把握。


「心理的安全性とは、支援を求めたりミスを認めたりして対人関係のリスクを取っても、公式・非公式を問わず制裁を受けるような結果にならないと信じられることだ」(p40)


航空事故の事例を通して、心理的安全性の有無は、時に人命にも関わる重要な要因になりうることを再確認させられた。


著者エイミー・エドモンドソンは、どうしてこの本を著そうと思ったのだろうか?と自問してみた。
危機感やアイデアなど必要なことを感じ取っている人が、それを場に出せない。この心理的圧迫感が、チームや組織にマイナスに働き、時に人の生命までも奪ってしまう。これからの世界を創るためには、感じ取ったことを場に出して共有できる関係作りが必要だと考えたのではないだろうか。


第3部では、The Fearless Organizationー恐れのない組織ーをどのように創るかについて、著者の考える実現のプロセスを詳しく紹介されている。

また実践上の様々な疑問にも応えてあり、丁寧な構成だと感じた。


これまでに、学習する組織などで取り組んできた様々なファクターが織り込まれており、違和感なく、親和的に向き合える本だった。

リーダーシップのためのツールキットとしても有益。

もう少し体系を押さえて、組織づくりに織り込んでいきたい。


#恐れのない組織

#心理的安全性

#エイミー・エドモンドソン

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