本日は「組織に働きかけるナラティヴ・アプローチ」に参加
Kou( 国重 浩一 )さんが「対話型組織開発」を丁寧に読み込んでくださった上で、このような場を設けてくださったことに深く感謝の想いが湧いてきています。
また、カナさんがまとめてくださった「対話型組織開発」の解説は、短時間でわかりやすくて、俯瞰して把握するのにとても良かったと思いました。
主催してくださったクニ( 飯島 邦子 )さん、ありがとうございました。
組織開発(OD)の成り立ちというか変遷の影響もあるのかもしれませんが、理念や価値観への言及が薄いこと、技術として使われてしまうリスクについてのご指摘は、確かに大切なところが欠如していることへの警鐘をいただいたと感じます。
また、「語られた言葉が相手を定義していく」ことは、良くも悪くも組織の中で無自覚によく起きています。
過去と現在の状況から未来を予測することの無力さ、支配的な物語が覆い隠していく構造など、組織の中に蔓延している様々な課題。
それらに対して、ナラティウ・アプローチの視点から組織のあり方を見つめていくことができれば、大きな改善が期待できそうな印象を持ちました。
更には、reflectiveとreflexiveの違いは、ありがたい情報でした。
まだうまく表現できませんが、個としての内省と、関係から生じたことをベースとした内省の違いのような感覚があります。
組織の中にナラティヴ的な前提を整えていくためには、どうしたらいいのだろうか、という大きな命題はありますが、黒人の公民権運動のように、小さな取り組みの積み重ねが、閾値を越えた時に大きな変化を生み出すと考えれば、コツことと取り組んでいくことが大切なのかな、と思いました。
「どうやったら、いつもと異なる視点に立って話をしてもらうことができるのだろうか」
という最後の問いは、そのための”はじめの一歩”になりそうです。
これまでとは少し異なる視点からODに向き合うことができて、とても豊かな時間になりました。
ありがとうございました。